部下を叱ってはいけない?
今回は部下を叱ってはいけないのか、という話です。
世の中では、
「褒めて伸ばす事が大切」
あるいは、
「叱ることもしないと覚えない」
などと言ったりしますよね。
私の見解では、
「褒めることも、叱ることも信頼関係があってこそ効果がうまれるものです。まずは信頼関係を構築することから始めましょう。」
という感じです。
詳しく見ていきましょう。
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今回NewsPicksさんに掲載されていた記事はこちらになります。
https://newspicks.com/news/3932446
タイトルは、大人には口や態度に出してはいけないことがあるというものです。
内容としては、上司の叱り方または部下の受け取り方についてですね。
以外が私のコメントです。
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人それぞれ失敗の規模、量が異なるとは思いますが誰しも失敗はあります。
失敗の程度にもよりますが、叱ることは必要です。
では、なぜそれが心に響かずお互い嫌な気持ちになるだけなのかと言えば、「承認」が足りていないからです。
普段からよく見てもらっていて、尊敬をしている上司に言われる言葉であれば心に響くはずです。
心に響かないのであれば、部下が受け取っている承認が少ないということです。
叱りはお互いの承認の上に成り立つものです。
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普通に考えて、どのような人でもミスはしますよね。
ただ違うところと言えば、そのミスが大きなものであるのか小さなものであるのか、たまにミスをするのか頻繁なのかということです。
小さなミスをたまにする人を叱るということはあまり無いとは思いますが、大きなミスをしてしまったときには叱る必要が当然あります。
しかし今回の記事のように上司に叱られて、
「うざい、お前もだろ」
と思ってしまう、思われてしまうことがあります。
ではミスを叱るというのは、ミスを全くしたこともない完璧な上司にのみ許される特権なのでしょうか。
そうであれば、叱ることなんて誰も出来なくなってしまうのでないでしょうか。
そこで、必要になるものは
「承認」
というものになります。
承認とは、
「自分は必要とされているんだ」
「存在を認めてもらえているんだ」
と実感出来るようなときに抱くものなので、相手の様子をよく見て、言葉で伝えることが大切です。
承認は「褒める」という行為にも必要です。
例えばあまり関わりの無い人から通知表を見られ、
「成績が伸びてる!頑張ってるね!!」
と言われても実感がないと思います。
逆に普段からよく関わっている先生、あるいは親に言われれば嬉しくなると思います。
また、関わりが薄い人に急に怒られたりしてもウザいと思うだけですよね。
つまり、褒めるや叱るは承認によって生まれる信頼関係を築くことが出来ているのかが大切なポイントになります。
信頼関係が無い中で叱ることは逆効果にさえなる可能性があります。
ではどうすれば信頼関係を築くことが出来るかと言えば、
「相手の様子などを普段からよく見ること、そして伝えること」
ではないでしょうか。
信じられる人というのは、自分のことをしっかり見てくれている人です。
まずは、相手のことをよく観察しましょう。
そして伝えていきましょう。
そうすれば、信頼関係は築かれていくはずです。
今回は部下を叱っても良いのかというテーマでした。