うつ病を減らすには
今回はうつ病を減らすには、ということについて書いていきます。
私の見解としては、
「結局はストレスですが、ストレスを感じる上で大部分を占めているのはやりがいの大小ではないか。」
と考えています。
細かく見ていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近ではうつ病というものが増えていて、社会問題にもなっています。
1990年代ではうつ病というものは精神科の専門的な病名として取り扱われてきた様です。
そして96年から10年間で2倍に患者が増えてしまったとされています。
現在ではより社会問題となっているため、その数は増えていると考えられます。
このことから分かる通り、専門的な話ではなくなってしまっています。
最近のニュースでは「長時間労働」ということが言われ、働き方改革と呼ばれるものも実施されています。
ただ労働時間が多すぎることも問題ではあるものの、労働時間に関係無くうつ病になってしまう様です。
そこで、労働環境がうつ病を引き起こす原因となることが考えられます。
そのうつ病を引き起こす原因として大きなものの中に、「やりがい」というものがあると考えられます。
やりがいを簡単に表すのであれば、
「仕事に対して充実感、満足感、幸せなどのプラスな気持ちを感じること」
ではないでしょうか。
考えれば分かる通り、仕事が楽しいのに仕事をしたくなくなるという人は少ないはずです。
子どもでも、ゲームを楽しいと思ってるのにやりたくなくなることはないですよね。
ゲームをやめたときは、きっと楽しさが無くなり、飽きたという感情が大きくなった時であるはずです。
ではどういった時に仕事のやりがいが無くなってしまうのでしょうか。
例えば、周りから信頼をされていない、必要とされていないと感じてしまうような時です。
人は誰でも、心のどこかで
「認めてもらいたい」
という気持ちがあるはずです。
このことを「承認欲求」といいます。
承認を感じるポイントは、見てもらえていることを実感することです。
頑張りを褒めてもらう→頑張りを見てもらえている
髪型やファッションの変化に気づいてもらう→普段から見てもらえている
人は褒められるときに、見てもらえている過程を大切にします。
見ず知らずの人に褒められて喜びを感じるかもしれませんが、普段から接している人からの方が嬉しいですよね。
他にも叱る、あるいは叱られる時も同様です。
普段ならこんな失敗をしないはずだ→普段の様子を見てもらえている
さすがに叱られているうちに嬉しくなることはないと思いますが、見てもらえている実感は得られます。
人は、このような承認欲求を持っているはずです。
うつ病になってしまう人は、この承認される量が少ないのだと考えます。
最近、「中高年の引きこもり」という言葉もよく耳にします。
様々な原因があると考えられますが、早期退職がきっかけになる人も少なくないようです。
推測ではあるものの、
早期退職の枠に入ってしまう→自分は必要のない存在だと思ってしまう
中高年である→基本的に上司であるため、なかなか褒められる機会が少ない
これらが合わさり、退職してその後さらにエスカレートして引きこもってしまうのではないでしょうか。
つまり言いたいことは、
「いつどんな立場でも承認は必要」
ということです。
年下、年上、部下、上司は関係ないです。
そもそもそのような上下関係も原因の1つと考えられます。
みんなが上下関係など気にせずに、お互いを認め合えるような社会が必要なのではないでしょうか。
もちろん、承認が足りないことだけが原因ではないと思います。
しかし承認は意識さえすれば出来るようになることです。
一人でも多くの人が楽しく働くことが出来るよう、望んでいます。
そして、自分自身もそうありたいと思います。
今回はうつ病を減らすには、ということについて書きました。