非認知能力とは?
今回は「非認知能力」はなぜ大切なのか、について書いていきます。
非認知能力とは、テストの点数やIQなどで測ることが出来る認知能力に対して、「我慢する力、やり抜く力」など点数化が難しいような能力のことを指します。
結論を書くと、
「認知能力も大切ではあるが、非認知能力も大切である。やり抜く力や自分を制御できる力は認知能力の土台ともなり重要である。」
と考えます。
細かく見ていきます。
みなさんは「認知能力」や「非認知能力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
大雑把に言うと、
認知能力→テストの点数やIQなど、能力を数字にしやすい
非認知能力→自制心、やりぬく力など、精神的なもので数字に表しづらい
というものになります。
点数化されやすいので、私たちが意識をしやすいのは認知能力の方になると思います。
しかし、非認知能力は幼児教育の分野で今注目を集めています。
日本ではあまり広まっていませんが、海外では、教育政策の効果をデータを使用し分析をして、それを活かして教育をしています。
日本はそもそもデータを教育に反映することが少ないので、「全国学力テスト」のようなものを実施しても、結果を示す程度にとどまります。
非認知能力を表す実験データとして、アメリカの幼稚園で行われた実験が挙げられます。
この実験では、低所得の家庭の児童を対象にされていました。
結果としては、子供が将来より豊かになるためには、認知能力よりも非認知能力が高い方が期待できるというものでした。
他の実験でも、幼少期に非認知能力が高いと健康や経済的状況が良くなり、逆に犯罪などのマイナスとなる要因が減るという結果が出たそうです。
その非認知能力の中でも、特に大切なのが「やり抜く力」と「自制心」になります。
Twitterでもブログでも当てはまりますが、一見誰にでも出来るものですが伸びる人と伸びない人がいると思います。
もちろん、ある程度センスのようなものも関わってくるとは考えられますが、それよりも大切なのは継続力です。
勉強でも当てはまりますが、とても優秀な成績を出すためには元々の自力も必要ですが、ある程度であれば継続力で補うことが出来ます。
しかし、この非認知能力にも残念なポイントがあります。それは
「大部分が幼少期次第で決まってしまう」
ということが挙げられます。
自分はもう幼少期を過ぎているからダメか、、、
と諦める必要は全くありませんが、効果が大きいのは幼少期になってしまいます。
なので、大人の方は現在の能力で成長をしていきましょう。
これらも精神的な部分で意識しておきたいことではあるので、参考にしていただきたいです。
では、子どもの非認知能力を上げるためにはどうすればよいかについてです。
まず重要であるポイントは
「自主性を大切にして、得意なことをやらせる。」
となります。
自主性とは自らの意思で行動することを指します。
自主性についてもこちらで紹介をしているので、参考にしてください。
とにかく、本人の自信につながるようなものであればやらせてあげることが大切です。
自信が無いと、継続どころか取り組む所からになってしまうので、自信は大切です。
「水泳を習っている人や音楽関係の習い事をしている人は成績が良い傾向がある」
などのデータもありますが、結局人それぞれであるので、その子にあっている方法が良いですね。
今回は非認知能力について書きました。
まとめ
非認知能力→継続力など数字にできない能力。幼少期に伸びやすい。
非認知能力の認識→海外では大規模な実験をされているが、日本では活発ではない。認識は広まりつつある。
非認知能力の伸ばすには→とにかく自主性を大切にしながら得意なことを見つける。そして自信をつけてもらう。