語彙力の伸ばし方
今回は語彙力の伸ばし方について考えていきます。
まず自分の考えだと、
「勉強目的であれ、楽しみ目的であれ、とにかく様々な文章に触れることが大切である」
と個人的には考えています。
国語や英語の学習にも使えると思うので、その点を意識しつつ掘り下げます。
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今回はNewsPicksさんで取り上げられていたこの記事です。
https://newspicks.com/news/3906575
なぜ、子どもの語彙力は反復によって伸びるのかというタイトルになっています。
これに対しての私のコメントです。
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反復は学習の基本です。
語彙も反復によって伸びるとされていますが、読書は良い例になると思います。
小説に限らず、マンガなどでも使いなれない言葉に巡り会うことがあります。
その言葉を文脈を通して読むことにより、語彙が増え、表現力も伸びます。
楽しみながら、語彙も増えると一石二鳥です。
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反復は学習の基本というか、人生における基本です。
当たり前のように毎日やっているようなことも、実は反復によるものだったりします。
例えば、歯みがきとか着替えです。
生まれた時から歯みがきや着替えを1人で出来る人間ってほぼいないはずですよね。
もし出来る子どもがいれば、人生を何周かしている子どもだと思います。
まず最初は親などの助けを借りつつ、どうやってやるのかを学び、1人でも出来るようになります。
そして、何回か自分でやることによって、もはや当たり前に出来る作業となっていきます。
ある程度成長すると、当たり前のように行動していても、元々は反復したことによって現在出来ていますね。
学習も同じで、1回で理解できたものは良いとして、出来なかったものは反復をしないと、その能力の獲得は望めません。
反復が大事!という学校の先生もいらっしゃるとは思いますが、なかなかその理由まで細かく教えてくれる先生はなかなかいないと思います。
そこまで説明している時間がないのかもしれません。
しかし、反復してほしいならそこまで言わないと子どもに納得してもらえなくても仕方ないです。
ちなみに、効果なんて気にせずとにかく言う通りにやればいいという精神は論外です。
なので反復をしてもらいたいなら、反復の大切さをまず説くことも必要です。
ここまでは反復について述べました。
ではその反復を語彙力の向上にどのように活かすかという話です。
そこで私は読書がやはり最適なのではと考えています。
本というものは限りなくなり、すべて読み尽くしてしまったということもほぼありえないくらいにあります。
作者によって、使われる言葉も違っていたり、その本の内容設定などによって文脈も変わります。
そうすると、様々な文脈における言葉に触れることが出来ます。
そして、本来語彙というものはそのような過程の中で身につけていくものです。
英語学習によく出てくる
「単語学習」
というものがありますね。
単語→意味、あるいは 意味→単語
このような形のものですね。
結構生徒さんの中にも覚えることが苦手な子がいます。
確かに分からない単語のみを重点的に出来るという意味では効率はかなり良いです。
しかし本来、言葉というものは単語で学ぶものではなく、文の中で学んでいくものです。
なので、大抵の単語帳に載っている「例文」というものを使用するべきです。
私も現役の頃はこの例文というものに目を通すこともありませんでしたが、例文で覚えてからは定着具合が良くなりました。
文脈という面では長文の方が自然ですが、例文でも十分に使い方は分かります。
時間があれば長文の中で覚えると、英文にもなれるので良い効果を望めます。
つまり、英語であろうと日本語であろうと、可能であれば様々な文章に触れると良いです。
語彙力という意味では、好きな作家の本、好きなジャンルの本を読むだけでなく、様々な本を読むと良いです。
また、勉強や楽しみたいなどの目的を持ちつつ読んだ方が進んで読むことが出来ると思います。
ただ、たまに聞く話ですが、
「読書すれば国語が出来るようになる」
というものがありますが、半分正しく、半分間違っています。
国語の中で、語彙力を試される問題があれば、それは読書による語彙力の強化によって得点を期待できます。
また文章の読解もしやすくなるでしょう。
しかし、文章中の前後関係などは読み方を学習しなければ難しいこともあります。
よって、読書をすることで必ずしも点数が上がるとは思わない方が良いということです。
読書によって豊富な考え方、感情も得られるので語彙力などは考えず、
「読みたいから読む」
という理由で良いので、読書などを通して様々な文章に触れるべきだと思います。